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-茨木市-「働きたい」ママを応援。茨木のコワーキングカフェがめざす 家族もキャリアも諦めなくていい社会の実現

2023.11.08
株式会社みらいきって 代表取締役 高桑宣子さん
「来年の1月20日(土)には、立命館いばらきフューチャープラザで
子育て世代と茨木市の企業をつなぐおしごとフェアを開催します」。

 

出産や育児をきっかけに仕事から離れたママたちのキャリア形成を応援する動きがある。茨木阪急本通商店街にある、託児付きコワーキングカフェ『みらいきって(茨木市元町6-2)』は、子どものそばで働ける場所、キャリアを積める場所として2022年10月にオープン。仕掛け人は自身も専業主婦から起業した高桑宣子さん。

「結婚して3人の子どもが5歳、3歳、1歳の時にそろそろ働こうと思い、保育園も申し込みました。その時点で子どもの吃音がわかり、やはり子どものそばにいたい、子どものそばで働ける仕事を、と考えフリーランスで動きはじめました」と話す。前職で広報の仕事をしていた経験を生かして、ライターやブログ運営、WEBサイト制作のコンサルティングをスタート。最初に手がけた整体院のホームページへのアクセスが1500PVから8万PVに増えたことから、紹介で仕事が舞い込み、法人化した現在では企業からの案件も増えているという。

そんな高桑さんがずっと作りたいと願っていたのがこのコワーキングカフェだ。「たとえば子どもが小さくてリモートワークに集中できない、といった悩みもここに来れば託児(見守り)サービスを利用しながら、作業に集中することができます。また子育て中の就職活動を支援できるよう、私の経験を参考にしたキャリア相談や就活中にお子さんを預かるなどして再就職を支えています」と高桑さん。

また様々なイベントも実施し、11月1日(水)には『私らしい仕事復帰と自分時間(参加費500円)』を開催する。以前には、ネイルアートやカラー診断が体験できる『主婦のチャレンジ応援フェスタ』を開催。「主婦やママの視点は、企業の商品開発においても常に求められています。つまり専業主婦の時期はブランクではなく、キャリアなのです。『みらいきって』では主婦アンバサダー制度を立ち上げて、新店舗の試食会などで意見を聞かせてもらっています。今後もどう自分らしく働くかを考えてもらえるきっかけになれるよう、様々なコンテンツを発信していきたいですね」。

8時半〜11時までがモーニング、11時〜14時がランチ、8時半〜18時まではカフェタイムになっている。子ども連れでも気兼ねなくランチを楽しめる空間としても人気。11月からは無人タイムの営業もスタートすることになっている。主婦アンバサダー申込や利用料金等、詳しくはホームページを参照。

みらいきってHP

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