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令和6年10月11日 日本庭園が国の文化財に登録されました

2024.12.27

万博記念公園の日本庭園は、令和6年10月11日に、国登録記念物(名勝地関係)として文化財登録されました。

時を超えて変わることなく、美しさを保ち続ける万博公園の日本庭園。この庭園は1970年の大阪万博で国の出展施設として整備され、約25ヘクタールの広大な敷地に、異なる時代の造園様式が施されています。文化財として登録されたこの庭園は、四季の移ろいと共に心を癒し、未来へとその姿を伝えていきます。ぜひ、変わらぬ美をご体感ください。

 

■日本庭園の紹介
日本庭園は1970年に開催された日本万国博覧会に政府出展施設として、日本の造園技術の粋を集めて造られた名園です。博覧会当時は、林立する近代建築パビリオンの未来空間と対比して、自然・緑の憩いの場を提供する役割を果たしていました。東西1, 300メートル、南北200メートルの細長い地形に水の流れを造り、西から東に向かって流れるせせらぎに沿って、上代から中世、近世、現代へと4つの造園様式を取り入れ、わび・さびの世界に時を忘れる贅沢な散歩道へといざないます。また、庭園の設計は、水の流れに人類の進歩と時の流れを象徴させ、全体として調和のとれた一つの作品を作ることも意図しています。本庭園は、国の文化審議会において「造園文化の発展に寄与した意義深い事例」として評価され、2024年(令和6年)10月11日に国登録記念物(名勝地関係)として文化財登録されました。

 

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