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-大阪・関西万博- 大阪代表商品50品が決定 万博で発信「今まで知らなかった大阪」

2025.06.04

2025年大阪・関西万博に向け、大阪府が展開する土産物創出事業「OSAKA PRIDE PRODUCTS 2025〜これからの大阪みやげをともに創るプロジェクト〜」において、このたび「大阪代表商品」として50品が選定された。これは、府内8地域から選ばれた500品以上の「地域代表商品」の中から、厳正な審査を経て決定されたものである。

このプロジェクトは、府内の中小企業・小規模事業者を対象に、新たな大阪みやげを創出することを目的として始動した。大阪を8つの地域に分け、「大阪の人も知らなかった大阪」をテーマに、食品、雑貨、工芸品などの多彩な商品を募り、地域の魅力を再発見・発信しようとする試みである。

応募総数は500品以上に達し、地域選考会により各地の代表商品が選出された。その後、選ばれた事業者には、商品のブラッシュアップを目的とした講習会やワークショップが実施され、商品力の向上が図られた。最終的にはその中から50点が「大阪代表商品」として決定された。選定においては、「パクリではなくオリジナル」「大阪らしさや地域性を備える」「中途半端なものはつくらない」といった、こだわりある選考基準が設けられていた。商品の背後にある作り手の志や物語性も重視された。

これらの「大阪代表商品」は、2025年4月から10月にかけての万博開催期間中、阪急うめだ本店や阪神梅田本店、関西国際空港、大阪国際空港など、国内外の人々が集う主要拠点で販売・PRされる。直近では選ばれた16品が6/4(水)~17(火)の期間、阪神百貨店の地下一階で販売される(全商品ではないため、事前に「大阪代表商品」のホームページで確認を)

 

大阪代表商品に選定されたものから一部紹介

CURUMU
豊能エリアから大阪代表商品に選定された、株式会社日本アブソーバー(池田市住吉1丁目3-17)の大阪風呂敷「CURUMU」。同社は食品梱包材の販売事業を展開している。商品開発のきっかけについて担当者は「美しい和柄や、おめでたい文字が入っており、これを大阪ならではのデザインにしたら新しいお土産として、観光客の方に喜んでもらえるのでは」と話す。

木下らんま店(摂津市鳥飼野々1-27-24)。
大阪欄間の伝統技術を活かした名刺入れは、職人の技が光る透かし彫りと、古来より日本で縁起物として好まれる松竹梅や富士山、鶴、瓢箪などのデザインが魅力。

株式会社電子技販(吹田市豊津町62-8)
「FLASH 基板アート iPhoneケース」。電池無しでLEDが光るギミックを搭載し、iPhone本体が発する電波を電源に。基板裏面のアンテナ回路で電波をキャッチし、LEDを光らせている。

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