北摂各地でアライグマの目撃情報 適切な対策と注意を
2025.06.10
近年、北摂地域においてアライグマの目撃が相次いでいる。アライグマは北アメリカ原産の中型哺乳類で、かつてはペットや動物園展示を目的に日本へ持ち込まれた。しかし、力が強く気性も荒いため、飼育が困難となり野外に放たれた個体が野生化し、各地で定着しているのが現状だ。
餌を与えたり近づくことは危険で、屋根裏などへの侵入例もあることから、隙間の封鎖や枝の剪定などの防止策が求められる。また、大阪府は、家庭ゴミの適切な管理やペットの餌・樹木の果実の放置を避けるなど、餌場を作らないことも呼びかけている。また、木酢液やハッカ、唐辛子などの刺激臭の活用や、超音波装置による追い出しも一定の効果があるとしている。大阪府ではアライグマ防除実施計画を策定し、各市も連携して防除を行っている。
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