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-高槻市-高槻市域を流れる芥川などが「特定都市河川」に指定。

2025.06.25

6 月 20 日(金)、高槻市域を流れる芥川とその支川である女瀬川、真如寺川、西山川、東山川、田能川の 6 河川が河川整備の加速化や雨水流出抑制推進のため国土交通省により「特定都市河川」に指定された。

高槻市では、今回の指定を受け、1000 平方メートル以上の雨水浸透阻害行為に対す
る許可制を2026年 4 月 1 日以降開始するとともに、計画的な水害対策を進めるため流域関係者とともに「流域水害対策計画」の策定を進めるという。

「特定都市河川」とは、著しい浸水被害が発生する恐れがある都市部の河川流域において、河川整備に加え、流域における貯留・浸透機能の向上を図り、総合的に浸水対策を進めるための制度。

特定都市河川浸水被害対策法に基づき、国土交通大臣又は都道府県知事が指定するもの。2025年6月10日現在、全国では33水系 397 河川が指定されている。指定を受けると、護岸整備などの河川整備が促進されるほか、特定都市河川流域で 1000 平方メートル以上の開発や土地の締固めなどの雨水が染み込みにくくなる行為(雨水浸透阻害行為)に雨水貯留浸透施設の整備が義務付けられ許可制になるなど、浸水被害対策が促進される。

高槻市域を流れる芥川の流域では、過去に堤防決壊や内水はん濫などの浸水被害があったことなどから、国土交通省近畿地方整備局が中心となり、大阪府や京都府、京都市と協議を進め、特定都市河川に指定されることとなった。

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