豊中市でシェアサイクル 11月から実証実験開始
2020.01.16
豊中市は11月1日から、市内にある複数のサイクルポート(専用駐輪場)で自転車の貸し出し・返却が可能なシェアサイクル「HELLOCYCLING」(運営:OpenStreet株式会社)の実証実験をスタートした。短時間・短距離移動を可能にする新交通システムとして、まちの活性化及び健康増進などの効果が期待されている。
市北部地域に比べ、市中南部地域において東西方向の公共交通網が脆弱であることが課題であり、昨年2月に策定した「豊中市公共交通改善計画」に移動手段の補強としてシェアサイクルの導入をもりこみ、本格導入及び継続実施を見据え、有効性や課題を明らかにすることを目的として本実験を実施している。
利用者はインターネットのサイトやスマートフォンのアプリから無料で会員登録すると、借りたい自転車のサイクルポートを検索・予約ができる。現地で予約時に送られてくる暗証番号や登録済みのICカードを 使うなどして自転車を開錠。利用後はサイ クルポートに返却し、スマートフォンで決済 する。「HELLO CYCLING」のサイクルポ ートであればどこでも返却できるため、例え ば同サービスのサイクルポートが設置され ている池田市や大阪市内などへの利用も 可能だ。現在は阪急岡町駅より南の市域 中南部27か所に、合わせて約70台の電 動自転車を配置している。料金は15分70 円または12時間1,000円。実験期間は 2022年10月末までを予定している。詳しく は豊中市のホームページ参照。
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