地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト

-高槻市-北摂唯一の近世城郭・高槻城を3DCGで再現した無料アプリを配信

2026.03.19

高槻市は、江戸時代に北摂唯一の城郭であった高槻城の魅力を広く発信する。その一環として、3DCGで再現した高槻城をVRやAR技術を用いて体験できる無料アプリ「XR高槻城」を、3月21日(土)から配信する。

高槻城の存在は戦国時代から確認されており、和田惟政やキリシタン大名の高山右近らが城主となって城と城下町の基礎を築いた。江戸時代に入ると、徳川幕府は京都と大坂の間に位置する高槻城を重視。上方支配の一翼を担う城として、1617年に城の大改修工事を実施した。これにより、三層の天守や櫓(やぐら)、石垣を要所に備えた近世城郭へと生まれ変わった。1649年には永井直清が入城し、以降13代約220年間にわたり永井家がこの地を治めた。大阪府内で江戸時代に本格的な城郭として存在したのは高槻城・大坂城・岸和田城の三城のみであり、高槻城は要衝を押さえる極めて重要な役割を担っていたと考えられる。

今回配信される「XR高槻城」では、城の歴史や歴代城主の年表、家紋といった基礎知識を学ぶことができる。主な機能は以下の通りである。

・現地体験機能: 市内の指定された5か所のスポットへ行くと、CGで再現された高槻城を360度パノラマで楽しむことができる。

・3DCG観賞機能: 端末上で再現された城を拡大・縮小しながら、自由な角度で観賞できる。

・デジタル御城印: すべてのスポットを巡ることで、特典として閲覧可能になる。

しろあと歴史館の学芸員は、「このアプリにより、地上に遺構が残っていない高槻城の姿を、現地を散策しながら楽しむことができる」と述べている。

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。