【新型コロナ】施設や店舗の対応事例
2020.04.01
① 民間の保育園
伊丹市にある民間が運営する保育園では、3月中旬に予定していた卒園式を当初中止する方向でいたが、案内を受けた保護者と運営側が複数回の面談を行い、規模縮小のうえ開催が決まった。保護者1名のみの参加、アルコール消毒を実施、親子ともにマスク着用という条件のもと、式は証書授与と所長の言葉で終了。飛沫感染防止のため園児による歌などの発表は中止となった。保護者の1人は「規模縮小は寂しいと感じましたが、実施してくれて本当に良かったと思っています。子どもにとっては一生に一度のこと。リスクがあることは重々承知していましたが、開催を決断してくれて感謝しています」と話した。
② 運動施設
西宮市のパーソナルジムでは、コロナ対策の一環として「親子ペアトレーニング」を導入した。休校に伴い、一日中子どもと一緒にいる会員に向けて考案されたメニューだ。マンツーマンと少人数であるジムで、親子揃って身体を動かす機会を創出したいとスタートした。対象は会員とその子ども(小学生までで、子どもの料金無料)で、身体を動かして体力を向上し、免疫力アップを目的としている。
③ 弁当宅配業者
北摂で弁当の宅配を営む事業所は、宅配の注文を受けた場合、みそ汁を無料で提供する限定サービスを実施している。「学校が休校となり寂しい、退屈な時間を過ごしている子どものためにできることを考えました」と店長。大口の注文が減り業績は厳しい状態が続いているというが、地域に支えられてきたという思いから、今回のサービスに踏み切ったという。
④ 学習塾
茨木市の学習塾では、動画共有サービス「YouTube」を使って中学生向けに授業の無料配信を行う。一斉休校を受けて、きちんと勉強ができているかどうか不安だという保護者の声を受けて決定した。期間中は自習に不向きだといわれている「理科」の授業を行う予定という。
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