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豊中市 キッチンカー実験 夏に続き2回目を実施中

2020.11.27

豊中市は10月、公園や住宅街で夏に実施したキッチンカーの社会実験の結果を公表した。結果を踏まえ、2回目はさらに期間を延ばし、11月から来年1月末まで実験を実施している。

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市では市民生活の利便性向上のため、キッチンカーの仲介事業を手掛ける東京の事業者と連携し、キッチンカーを出店させる社会実験を今夏に行った。期間は8月17日~9月6日、場所はシャレール東豊中(東豊中町6)、アルビス旭ケ丘(旭丘2)、野田中央公園(野田町9)の3か所それぞれ毎週2日・計18日間実施。イタリア料理店「クッチーナカサイ」が手掛ける「モナの幸せごはん」とたこ焼き店「咲たこ」の2店が出店した。

全日程に参加したクッチーナカサイには計966人が来店。回を重ねるごとに口コミやメディアでの紹介もあって周知が広がり、売上率の上昇がみられた。購入者の年齢層は30~70

代以上と幅広く、子育て世帯・高齢者など外食が難しい人からは「徒歩圏内で気軽に本格的な料理が食べられてうれしい」などの声もあり、地元住民からは好評だったという。

売上率の推移

全日程の売上平均額を100とする。クッチーナカサイのみ ※豊中市資料参照

アンケート調査では、継続希望や、開催場所やジャンルなどを増やしてほしいなどの要望もあった。市内のキッチンカー事業者の参入を促進するため、開業支援のセミナーを11月2日に実施。今後も社会実験の結果を踏まえ、実施場所の拡大や継続実施に向けた検討を進めていくという。

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