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4月26日オープン「神戸三宮阪急ビル」を見に行ってきました!

2021.02.03

神戸の玄関口である三宮駅周辺の開発事業「再整備基本構想」が2015(平成27)年に策定されて約5年。一市民として「大きな事業が進行中なんだな」ということは知っていますが、計画が壮大すぎて何がどこまで進んでいるのか、正直よく分かっておりません……

しかし今回ついにビル開業という一つの節目が。新しいランドマークになるに違いないビルの完成は、地元民にとって一大ニュース!

ということで、4月26日に開業予定で建設中の神戸三宮阪急ビルを偵察に行ってまいりました(1月末)。報道資料の情報を交えつつ現地リポートします!

※この記事は約6分で読めます

地下3階、地上29階、高さ約120メートルの神戸阪急ビル東館

今回のビル工事は、地下3階、地上29階からなる東館の建て替えと、高架下のリニューアル。メインの東館はホテル、オフィス、商業施設、駅が主な用途であり、高架下は東館と同じ商業施設で飲食店などのテナントが新たに入ります。

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アーチを描いた大きな開口の窓がおしゃれ。右の工事現場は「パイ山」(後述)

正面入り口は南北に伸びるメインストリート「フラワーロード」(県道30号)に面し、道を挟んで東にJRの駅があります。JR側からビルの全体像を写真に収めようとしましたが、高すぎてうまく撮れませんでした。

フェンスの一部で「サンキタ今昔物語」と題して過去の写真を展示

クラシックで重厚感のある面構えは、「異国情緒(エキゾチック)が漂う港町」にぴったり。同日に開業する地下2階~3階までの商業施設「EKIZO(エキゾー)神戸三宮」の名称は「エキゾチック」から取っています。外観は「長らく神戸市民に親しまれてきた旧神戸阪急ビル東館のデザインのイメージを継承」しているのだそう。ぱっと見、梅田阪急周辺をイメージしたのかなと思ったのですが違ったようです。

「サンキタ今昔物語」より「阪急会館の建設当時」(1936年)。新ビルはこの外観を継承しているんですね

正面玄関である東口から入り、地下鉄へと続く階段を横目に進むと、通路の両脇はまだ工事中。そこは同日開業のホテル「remm+(レムプラス)」のエントランス。繁華街のど真ん中で「眠りをデザインする」というコンセプトに自信がうかがえます。六甲山と神戸港に挟まれ、神戸のまちを見下ろしながら上質な睡眠だなんて、めちゃくちゃ贅沢。

入口すぐに地下鉄への階段が伸びます

地下鉄入口以外は工事中。ホテルエントランスになる場所も円形の吹き抜け

眠りへといざなうのは六甲山の羊?

地下1階に今春オープン「阪急オアシス」。過去にはikariが入っていました

通路を進んで階段を上がると、2階が神戸三宮駅の東改札口。同フロアにJR三ノ宮駅西改札口もあり、人々でごった返す場所です。

切符売り場

リニューアルした切符売り場の奥、建て替え前のビルにはかつて映画館があったのはご存じでしょうか。私事ですが、十年以上前に県外の友人とスターウォーズを見に行った時のこと。数分置きに電車の音がガタゴト響くものだから、後で「集中できなかった」と文句を言われたのをここに来るたび思い出します。新しいビルではこちらもホテルのエントランスになるのかな。

切符売り場の奥にエレベーターがあるようですが、周辺はまだシャッターが下りています

かつてゲームセンターや飲食店が入っていた高架下は、ビル工事に伴い、駅東口から西口まで道路に面した店はいったん全て退去したようです。駅北側、線路と並行した「サンキタ通り」は、いつ来ても人通りの多い場所でしたが、工事の影響で一変。久しぶりに来てみたら閑散とした風景に驚きました。コロナの影響もあるかもしれません。

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高架下は何ができるのかな。わくわく

完成後の高架は飲食ゾーンとしてこだわりのショップが入ります。閉店した老舗バーの再進出、神戸の有名洋菓子店「TOOTH TOOTH(トゥーストゥース)」が届けるデリカフェ&ビストロ、大阪・福島の有名割烹による大衆酒場、スペイン王室御用達のチョコブランドなど、私も気になるお店がたくさん。

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高架の北側・サンキタ通りを西からのぞむ。奥に見える茶色い建物は三宮阪急ビル

高架の南側は、打って変わって細い裏道に所狭しと並ぶ飲み屋街。コロナのため今は通常通りとはいきませんが、安くておいしいくて活気もあり、古くからの常連に愛される店がずらり。

 

高架の南側は飲み屋街。この雰囲気好きです

それほど広くない道幅で、こちらも高架下の工事が進行中。昭和の空気を残す飲み屋街と、新しい飲食店が向かい合うことになるんでしょうか。なんだか不思議な光景が浮かびますが、相乗効果が期待できそうですね。

 

工事現場のフェンスには神戸芸術工科大学の学生さんによるアート。かわいい鉄人28号も

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忘れてはならないのが「さんきたアモーレ広場」、通称「パイ山」。神戸三宮阪急ビルの北側出口すぐ、石畳の広場に小山が3つあるのが特徴で、その見た目からつけられた名前がパイ山。学生の頃、三宮の待ち合わせは「パイ山で」というのがお約束でした。同じく待ち合わせであろう同世代も多数いてミュージシャンが弾き語るなど、いわば神戸版・三角公園のようなところ(よく知りませんが)。愛着があったので、変わってしまうと知った時はちょっぴり寂しかったです。

新・パイ山工事中。み、見えない

地元っ子御用達のこのスポット、さてどう生まれ変わるのでしょうか。実物は今後のお楽しみですが、デザインはすでに公表されています。象徴だった3つの小山を思わせるオブジェがあり、提案者や選考した人たちもみんなの思いを汲んでくれたことがうれしいですね。完成したら、またここが待ち合わせの定番になるのでしょう。

2019年開業の阪急(旧そごう)も目の前

これがまだ再開発事業の途中というのに驚くほど、大きな変貌を遂げる今回のビル開業。コロナの真っ最中にあってまだ手放しで喜べませんが、神戸のニュースポット誕生はやはり期待が高まります。開業したらぜひ立ち寄って、コロナ後の賑わいを想像しながら新しい景色やお店をのぞいてみてください。

過去も未来も現在も「映える」(ばえる)まち・神戸

 

神戸三宮阪急ビル

住所
兵庫県神戸市中央区加納町4丁目2番1号
令和3年4月26日開業予定

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