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大阪初・書籍要約サイトと連携 茨木市立中央図書館が4月から導入

2021.04.26
館内で掲示されている要約サイトの利用方法。wi-fiの利用時間(1時間)内は読み放題・聴き放題となっている

 

茨木市中央図書館が4月1日、ビジネス書の要約サービス「flier(フライヤー)」を導入した。

flierは株式会社フライヤー(東京都)が提供するもので、1冊あたり4~6時間かかるビジネス書などの書籍を、10分程度で読める長さに要約してウェブ上で提供している(有料または無料)。これまで個人・法人向けに展開していたが、昨年末から新たに図書館向けのサービスを開始。茨木市立中央図書館では、若い人や働く世代の図書館利用のきっかけとして導入を決めた。図書館の導入事例として大阪では初めて

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希望者は先に館内のwi-fiに接続し、掲示しているQRコードを自身のスマホやタブレットで読み込めば、無料でサービスを利用できる。登録されている約2,000冊の中から選ぶことができ、今後も1日1冊追加されていく予定だ。読み上げ機能もあり、館内では「読み放題」「聴き放題」となっている。同図書館での貸し出し登録をしていない人でも来館すれば利用可能だ

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図書館によると、開始初日からさっそく利用している来館者もいたという。担当者は「人気のビジネス書の要約も見ることができますので、どんどん利用してください。これをきっかけに図書館に足を運んでもらえたら」と話している。

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