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豊中市で4月から 医ケア児の看護師が病院所属に

2021.04.21

豊中市は4月1日から、医療的ケアが日常的に必要な児童(医療的ケア児)にケアの提供を行う看護師の所属について、これまで市教育委員会だったのを豊中病院地域医療連携室に変更した。病院所属にすることで研修などを充実させ、医療的ケアの能力向上を図る。医療的ケアを提供する看護師が病院の所属となるのは全国的にも珍しいという。

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医療的ケア児とは、医学の進歩を背景としてNICU(新生児集中治療室)などに長期入院した後、引き続き人工呼吸器や胃ろうなどを使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な児童のこと。厚労省の調査によると、2019(平成30)年時点で在宅の医療的ケア児は国内で推計約2万人とされている。

 

豊中市教育委員会は、1978(昭和53)年に障がい児の自立を目指した教育を推進するため「豊中市障害児教育基本指針」を策定しており、障がい児の教育保証や障がいのない児童との交流や相互理解など、他の自治体に先駆けて推進。医療的ケア児に対する医療的ケアの提供についても主治医、保護者と教員と連携しながら看護師も支援を行っており、公立の学校でも保護者の付き添いなしに授業を受けることができる。他自治体からの視察なども多いという。

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これまで医療的ケア児童にケアを提供する看護師については市教育委員が募集していたが、今春から病院所属に変更。看護師は日替わりで学校に行っていたため、春休みや夏休み、冬休みといった長期休暇などの間に研修などを実施するという。教育委員会の担当者は「病院の研修を受けることで、よりケアの質を向上していけたら」と話している。

 

 

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