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俳句コーナーVOL.60 入選作品を紹介!

2024.09.02

7月25日締切りでご投句いただいた中から、
山口昭男先生に入選作品を選んでいただきました。

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【 優秀賞 】

おきあがりこぼしの微笑秋近し

日野市 平井  都々
暑い夏も終わり、秋が感じられるようになりました。そんな時にふと見たおきあがりこぼし。微笑んでいました。このささやかな発見と出会いが、さらに秋の入口へと誘ってくれています。

 

【 入 選 】

白蒸しをぎようさん提げて白絣

豊中市 山上  秋葵
「ぎようさん」が全てを物語ってくれています。白絣の人物もよく見えます。

とうすみや双眼鏡に足すコイン

和泉市 押見けばげば
今でもあの双眼鏡はあるのでしょうか。少年時代を思い出してしまいました。

大の字に猫が寝ている夏廊下

豊中市 小倉  佳子
夏の廊下なら許せるでしょうか。家族の一員となっている猫です。

雲の峰前へ前へと乳母車

吹田市 秋山   寛
目的地と時間が決まっています。雲の峰がお母さんを応援しているようです。

麦星や海老丸くなるフライパン

岐阜市 ばんかおり
「麦星」は麦秋の頃に見られる星。厨では海老料理が出来上がってゆきます。

 

【 佳 作 】

日は高し早苗それぞれ影を待つ

高槻市 宮本  正章

カラメルを掬ふ匙より秋に入る

茨木市 暖井 むゆき

花栗やスプレー缶の空気穴

和泉市 押見けばげば

梅雨晴間軋む裏木戸開けにけり

吹田市 秋山   寛

早朝の一期一会や蓮の花

摂津市 河野  善江

 ◆ つぶやき評 ◆ 
提出する際にやってほしいことは、声に出して読んでみるということです。音読してリズムが悪いと思えば、言葉を入れ替える。助詞にひっかかるのであれば、一字修正。そうすると、気持ちよく作品と向き合えます。

 

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〈 選 者 〉 山口 昭男(やまぐち あきお)

1955年 神戸市生まれ。1980年「青」に入会。波多野爽波に師事。
2000年「ゆう」入会。田中裕明に師事。編集担当。
2010年俳誌「秋草」を創刊し主宰する。毎月発行。句集に『書信』『讀本』『木簡』『礫』がある。
2018年句集『木簡』で読売文学賞受賞。日本文藝家協会会員。

 

 

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【 俳句の応募方法 】
氏名・住所・年齢・明記のうえ、ハガキ、封書、FAX、下記の応募フォームのいずれかからご応募ください。

【 宛 先 】
〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1-13-23
株式会社シティライフNEW 俳句係まで
FAX 06-6368-3505
https://pro.form-mailer.jp/fms/f413b102177160

【 応募フォーム 】
※締め切りは毎月25日必着
※いずれも一人5句まで
※掲載は次々号となります
※佳作は掲載をもって発表とさせていただきます。
※お名前と作品を掲載します。

 

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山口昭男先生の最新巻の紹介

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