今村翔吾さんがドラフト形式の文学賞「日本ドラフト文学賞」を創設
2024.12.01
シティライフで連載中のコラム「吾翔ける」を執筆する今村翔吾さん。
「日本ドラフト文学賞」は現在行われている著名な作家による選考ではなく、プロ野球の「ドラフト会議」のような形式で、複数の出版社の編集者が書き手や作品を指名して選考する。
パートナー各社と作家志望者をダイレクトに繋げることで、ミスマッチを減らし、隠れた才能を発掘、作家の活躍しやすい環境づくりを目指していく。別の文学賞に応募し、入賞できなかった作品や、デビューしたもののヒット作に恵まれていない作家の参加も認め、再挑戦や復活の後押しにもなる。また、「育成枠」として指導を受けながらデビューを目指すケースもあるという。
7年前に幕を閉じた「九州さが大衆文学賞」が今村さんのデビューのきっかけとなり、「新たな文学を生み出す土壌、ノウハウは十分に培われてきたのに、このまま終わらせてしまうのは勿体ない。佐賀から作家を発掘するという思いを受け継ぎたい」として同賞を創設。第1回の作品の募集期間は11/21(木)から2025年4月末まで。最終選考は佐賀新聞社本社で9月中旬に行われる。
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