吹田市出身の作家 畠山丑雄さんが芥川賞を受賞
2026.02.06
畠山さん ((C)眞鍋光太朗 )
大学在学中の2015年、「地の底の記憶」で文芸賞を受賞し、作家デビューを果たした畠山さん。地方公務員として働きながら小説の執筆を続け、2冊目の「改元」で25年に三島賞の候補となった。そして、中篇小説『叫び』が 第174回芥川賞を受賞した。
物語の舞台は茨木市。自暴自棄の荒んだ暮らしですっからかんになった主人公・早野ひかるは、ある夜遠くから聞こえる鐘の音に誘われ、生活保護を受ける男と出会う。積年の負い目を男に見抜かれ、激しく否定されていくうちに早野のこころは軽くなり、男を「先生」と呼んで銅鐸作りと茨木の来歴を学ぶという展開だ。選考委員からは「戦後日本を問う圧巻の現代小説の誕生だ」と高い評価を受けての受賞となった。

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