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箕面の会社と阪大発ベンチャーが「実生ゆず」で安心安全な消毒スプレーを開発

2020.12.27

実生ゆずを使ったスキンケア商品開発・販売やケアサロンを手掛ける箕面市の「re・make」(リメイク)が12月、大阪大学内のベンチャー企業と共同で実生ゆずの成分を抽出した消毒液の開発に成功した。1月から実店舗での販売を予定している。

接ぎ木で育った一般的なゆずと違い、実生ゆずは種から育った希少な原種で香り高く大粒の高級品。しかし有数の産地である箕面では、管理する農家の高齢化が進み一時期放置されていた。手入れされない実生ゆずは実をつけなくなるため、箕面から姿を消す可能性も。「このままではいけない」と同社の社長・岡山栄子さんは、果皮を利用した商品開発を開始。これまでにアロマオイルやスキンケア商品などを手掛け、自社商品を用いたサロンも運営している。

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コロナ禍を受けて、以前からやりとりのあった大阪大学バイオベンチャーの医学博士から声がかかり開発が決まった。特殊な方法で、皮とワタから抗酸化作用や殺菌力といった有効成分を効果的に取り出すことに成功。コロナウイルスと、ノロウイルスの試験ウイルスである「ネコカリシ」両方において、希釈した試験薬で99%以上の感染阻害効果を発揮した。「飲食店の方は、コロナだけでなくノロウイルスにも神経を遣います。消毒のためコロナにはアルコール、ノロには次亜塩素酸を使うのですが、これはどちらにも効果があります」と岡山さん。また、天然成分なので肌へのうるおい成分もあり、リラックス効果のおまけも。完全無農薬なので、小さい子供から高齢者まで安心して使える。

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30mlスプレーボトルで980円(来春発売)。今は量り売りで北摂内取り扱い店舗の募集を検討中だ。

有限会社re・make リメイク

住所
箕面市牧落3-4-20
info@yuragi.co.jp

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